アンダーサーバー第一話。

●●中学校バレー部員の戯言
§1 はじまり
人は、僕になぜ戦うのかと問う。僕にとってはそんなことは大きな問題ではない。
だがあえて答えを探すとしたら、それはそこにしか居場所がない、と言う感じだろうか。
初めて武器を握ったときの緊張と使命感、禍々しき敵を愛刀で断罪したときの、どこか後ろめたさとそれに勝るとも劣らない勝利の喜び。そんな事全てが、戦場にしかなかった。
「俺って…何なのだろう?」
ふと思い、何時しか自分に問いかけてみたことがあった。
「偉大なる戦士……そして、血に穢れた殺し屋…」
そんな言葉が、真っ先に頭をよぎった。戦場が
何時しか自分の居場所となり、それが全てですらあった。
戦場にいないことに違和感を覚える時などしばしば起きる。
かつては戦いを誰よりも憎んでいた僕が。
戦争を憎み、平和のために、いくら後ろめたくとも、戦っていた。
そんな僕があるとき、とんでもない『真実』に行き当たった。
「この世界は…『本当の世界』ではないのではないか」
「僕が本当に生きる場所は此処ではないのではないか」
気付いていた。ずっと前から。気付きたくなかっただけだった。
―――そして、僕は……
「もう2時か・・・(AM)」
そろそろ今日はネトゲを切り上げるべきだと気付いた。いくら戦っても所詮はネトゲのRPG。普通の中学生1年生である僕が、敵をばっさばっさと
なぎ倒せるわけがない。しかも丸眼鏡に、いわゆる『ポッチャリ』(デブではない。絶対に!!!
体型である。お世辞にも「クラスの人気者」とは言い難い。時々虚しさを感じる。
だが僕がネトゲやライトノベルに走るのはそれが理由ではない。
RPGは単なる趣味。ドラクエとかするのは普通なのに、
ネットだとだめ、とか、
1時間なら良いが
7時間は駄目、というのは不公平だと思う。それは人それぞれの権利だし、
僕からすればたかが3次元の雌豚にモテたいからといって、チャラチャラした服に金を注ぎ込むほうがばかばかしい。僕のように
チェックのシャツにオーバーオールとか、そういう感じに。
服にはこだわらないほうがいいと思う。丈夫で、ゆったり、安価。この三点を満たしていれば
どうでもいい。本当に。
RPGにもそれぞれの楽しみ方がある。僕の楽しみは、ゲームをはじめたての初心者
が集まる一面で待ち伏せをし、新参者にゲームオーバーという祝福をしてやるのだ!
・・・・最低だって!?
ゲームには人それぞれの楽しみ方があるだろうが!僕が「荒らし」プレイヤーであったとしても、それは僕の自由だ!禁止だなんて書いてないし(たぶん・・・・)、書いてあったとしても、
それは僕に対するプライバシーの侵害だ!僕のプレイスタイルに対する文句は受け付けない!僕はこれで良いんだ!!!
・・・ライトノベルを読んで何がおかしい。3次元の雌豚よりも2次元のほうがよっぽどイイ
と思う。現実(リアル)の女なんてきゃぁきゃぁうるさいし、何でこの僕を拒否してあの
Y岡がいいんだよ・・・・ 平安時代の美人なんて今の基準からすればブスだ。
だから、今はあまり人気のない僕でも将来は「美男子」の基準が変わって
モテるかも知れないじゃないか!
そもそもジャニーズが何なんだよオラ!あんなフニャフニャした奴のどこが良いんだ!!
まぁ、僕にはみくるがいるから
ノー・プロブレムだけどね☆ ……ひとりごとを言っている間にもうAM2:30か。そろそろ寝なきゃ。
「セーブしますか?」 「はい」を選択した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?
フリーズ?まずい。まだエロ動画をダウンロード中なのに。やばいやばいやばい!
「なんとかしろオラ!」PCを殴る。
画面が暗くなる。
……
まあ、明日はクラブ決め、早く寝よう。PCは・・・なんとかなるさ。
そして僕は、明日自分がとんでもない部活に入れられることも知らず、みくるの抱き枕を抱えて眠りについたのであった。
あとがき
いきなりクレイジーな主人公ですが、俺はこんな人間じゃないから。
自分で書いてて恥ずかしくなったよほんと。